Tactics作品第三弾である、この作品ですが
今回は前述のMOON.とは違って、学園物です。

　前半は、一見、ToHeartのようなノリだったりします。
まあ、主人公の破天荒ぶりは比較になりませんが。

　そして、うってかわって、後半部ですが、怒涛の展開を見せます。
しかし、非常に抽象的な表現です。受け付けない人は多いでしょう。
ただ、その一点にのみがこの作品の主題であり肝の部分なのでしょう。

・この作品の良い部分と悪い部分
　先に言っておきます。欠点だらけです。
　まず、主題がただ一点のみであるため
　どのキャラのシナリオでも同じような展開になってしまっています。
　ただし、その分、各キャラに強烈な個性を持たせてあると言うのは
　良い部分であるものと思います。
　次の欠点として、選択肢の凶悪さと言うのがあります。
　序盤の方に何気なく存在する選択肢が致命的な選択肢だと誰が思います？
　そういう謎な選択肢が多いです。ほんと。
　まだまだ欠点はありまして、誤植とか、キャラの絵にくせがあるとか
（これは私的にはぜんぜん問題無しなのですが気になるひとは気になるみたいです。
　おそらく私のTLSに対する「つよし顔バッシング」のようなものでしょう(違？)）
　いろいろと、ありますが、この作品の強みとして、
　「曲が良い」と言うものがあります。泣かせるシーンで効果的に使われる曲が、
　ほんとよいものです。とりあえず、テキストだけ抜き出してたまーに見るんですが、
　ちょっと泣けてくる部分があったりと、いまだに心に刺さっている部分はあるようです
　
　PS.　某E誌で１９９８年度Xゲーム大賞（だったかな？＾＾；
　　　　を取っただけはある作品だとは思います。